各広告の名称・概要や掲出のルールについて簡単に説明いたします。
●屋外広告物自然、人、そしてサイン
環境の変化と共に「うるおいのある街づくり」の社会ニーズが高まり、屋外における広告物には「美観風致」および「公衆に対する危害の防止」という2つの観点からのサインが要求されています。
また、広告板や広告塔の設置・管理が適正に行われないと、地震や台風時などにおいて公衆に危害を与えることが予想されるため、「広告物の安全性」についても社会的関心が高まってきています。
さらに各方面の環境問題をもクリアした「美観＝人工美」＋「風致＝自然美」という感性を高めたサインデザインが求められています。
● 屋外広告物とは何か
屋外広告物とは、「常時または一定の期間継続して屋外で公衆に表示されるもの」であって、看板、立て看板、貼り札並びに広告板、広告塔、建物その他の工作物などに掲出され、または表示されたもの、並びにこれに類するものをいいます。
商業広告ばかりでなく、その表示する内容にかかわらず常時または一定の期間、継続して屋外で公衆に表示されるすべての広告が屋外広告物ということになります。
●屋外広告物掲出のルール
屋外広告物は「屋外広告物法」という法律によって、目的や掲出禁止場所などが定められています。また、「美観風致」の維持を目的に、各都道府県は独自の条例によって広告を制限・禁止できます。そのため、地域によって広告掲出の際のルールが若干異なる場合があります。
屋外広告業者は、各都道府県に登録の義務があり、広告物に関する必要な知識を修得した「講習会修了者」などを営業所に置かなければなりません。
