平成29年度 第4回官民合同「屋外広告・景観」勉強会

 平成29年7月21日(金)13時30分より、相模原市立市民・大学交流センター(ユニコムプラザさがみはら)「セミナールーム2」にて、第4回官民合同「屋外広告・景観」勉強会が開催され、官・民より71名の参加があった。この会は、平成26年の官民合同連絡協議会にて神広美が提案し、同年6月に第1回を開いている。その中でいち早く「屋外広告物の安全性について」というテーマで講演が行われている。あの札幌カニ料理店の看板落下事故のおよそ8カ月前のことである。今回は神広美と県内21行政がこの勉強会に参加した。

 今回は4回目で行政主観担当は相模原市がつとめ開会した。第一部の「タウンミーティング等の実施について」を当協会の江田副会長が説明、その中で前年にキックオフをした安全性向上3カ年計画の成果物とし、「オーナーさんのための事故発生後の対応」のパンフレットを配布した。第2部の「相模原市の屋外広告物行政について」は相模原市の概要、違反広告に対しての取組み、安全管理の啓発などが、相模原市都市建設局まちづくり計画部建築・住まい政策課の高野氏が紹介した。休憩を挟み第3部は「屋外広告物の事故情報等について」前回以後の全国の事故事例を当会の末廣会長が解説、続いて県内の看板事故について、川崎市、藤沢市、茅ヶ崎市から報告された。第4部の特別公演では「浜松市における官民連携の取組」というタイトルで、浜松市都市整備部土地政策課、主幹の内藤氏が公演した。その中で、違反指導では実効性のある是正指導に向けた試行錯誤や、安全管理に関して、札幌市内の看板落下事故をきっかけとした緊急対策、普及啓発では、業界団体を対象とした出前講座で、計1,000人を超える関係者に周知したことなど、浜松市のアクティブな活動が紹介された。長時間にわたる勉強会も次回行政主観担当の横浜市の挨拶で閉会した。

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